INTERIOR DESIGN インテリアデザイン
エクステリアデザインと
インテリアデザイン、それぞれのありかた
建築設計はエクステリアデザイン、インテリアデザインそれぞれが不可分のものと考えるのが本来の姿だと思います。ただ現代では設計内容の高度化に伴い、それぞれを分けて考え、分業することも一般的になっています。特に商業建築の世界ではその傾向が顕著であると言えます。
独立した分野として
インテリアデザインを扱う
建築本体に対してインテリアは利用する人にとってより身近な存在であり、運営者にとっては商売と直結したものと言えます。建物に要求される耐用年限に対してもインテリはより短い期間で変化が求められます。その意味ではインテリアを独立した分野として扱うことも頷けます。
エクステリアデザインを超える
多彩な可能性に着目
ビジネスに直結している分、インテリアに求められるコストパフォーマンスは非常にシビアなものになります。一方で、建築本体と異なり耐用年数がそれほど求められないため、素材ひとつとっても建築素材に限らないあらゆる可能性があります。エクステリアデザイン以上に多彩な可能性を持っている、と言えるでしょう。
“人に近いデザイン”を
いかに実現していくかが重要
人間に身近という意味では、インテリアは服飾デザインなどにも通ずる“人に近いデザイン”と言えると思います。ただインテリアというと飾ることを考えがちですが、素材としての建築本体自体を表現するというのもひとつの手法です。1周まわって元のデザインに戻る、という意味ではやはりエクステリアとインテリアは切っても切れない関係にあるといえます。